テキスタイルケアとしてのクリーニング業

  • 2009.12.02 Wednesday
  • 08:50
先週の金曜日にTES会の「アパレル問題研究会」がありました。

講師は、有限会社品質情報研究所の所長であられます、住連木まさし氏でした。
「ファッションのエコロジー品質を問う −繊維製品消費の現場から−」と銘打って、
多様なファッション製品の急速な消費廃棄は、品質技術維持のリスクとなっている。
環境文化に即した「エコロジー品質」について、素材としての環境負荷、経時劣化への耐性、耐洗浄性などリユース性の面から検証等について詳しく解説していただきました。

住連木さんは、東京繊維商品めんてなんす研究会の講師もされてまして、私が大阪めんてなんすの役員さん達と見学に行った時、お話させて頂きました。
クリーニング業界について非常に幅広い見識をお持ちで、私は目から鱗状態でしたね。


今回のアパ研でも、「なるほどな〜」と感心ばかりの私でした。
中でも、「テキスタイルケア」の話は非常に興味深く聞かせて頂きました。

住連木先生はクリーニング業に根本的な変革「テキスタイルケア業の創業」を
提案されています。
18世紀の貴族の特権だった「ファッション」と、それを手入れするために発明されたクリーニング業は、20世紀の大衆化と共に成長を遂げて大量消費の時代に生産性を追い求めてきました。
しかし、昨今大きな変革が求められているといいます。
それは多種多様な価値を求める消費者とそれに応じるように様々な工夫を凝らすデザイナー、メーカーが商品を開発し、多様な商品が創出されてきました。
そのため、今までの全部まとめて洗うだけのようなクリーニングには適さない衣料が増加することになりました。
それらに対応するためには、繊維についての高度な専門知識はもちろん、いかなる衣料品にでも対処できるクリーニング方法を開発し会得し、マスターしておかなければなりません。

今までの「クリーニング業」と一線を画する「テキスタイルケア業」がそれなのです。

私たち「衣料のシミ抜き専門店 しみぬき屋」参加メンバーは、皆個人店で、皆繊維についての高度な専門知識を有するTES(繊維製品品質管理士)で、あらゆる繊維製品に対応できる「クリーニング技術」を有しており、大手の大量生産型クリーニング店とは、比較にならない技術力を持っていると自信を持って言えます。
なので、この話には非常に共感を覚えました。

そもそも、大手チェーン店でちょくちょく起こるクリーニングクレーム(以前、消費生活センターの方とお話しした際、クレームのほとんどは、チェーン店で発生し、個人店ではほとんど無いとのコメントを頂いてます)により
消費者にある「クリーニング不信」を打開するため、真面目に頑張っている個人クリーニング業者の存在をアピールするために発足したのが「しみぬき屋」なのです。

クレームゼロの私たちは、クリーニング業としては当然ですが、これからは
テキスタイルケア業として、もっともっと頑張っていかなければならないと思いました。

講座終了後、住連木さんに「テキスタイルケア業」への協力を約束し、帰路につきました。


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